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台湾 400年の歴史と展望

台湾 四百年の歴史と展望 (中公新書) [ 伊藤潔 ]

価格:756円
(2019/1/18 10:51時点)
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台湾 400年の歴史と展望

 

台湾は戦前から終戦までにかけてオランダ、明、清、日本に植民地化された。清は放置主義で日本は本格的に介入し、インフラ整備した。台湾人に勉強の機会を与え、主体性をもった。台湾人を戦争に借り出した。

 

具体的に何が勉強になったとかいう類ではなく、日本、中国、アジアの歴史に最近興味があって読み始めました。池上さんのパクリじゃないけど、過去の各国の関係や政治の考え方を考えると、ニュースの見え方が変わってきます。例えば中国と日本は西欧諸国が侵略してきたときに孫文の大アジア主義で手を取り合ってた時もあったり、中国は本質的には毛沢東の教えがあって、それが見え隠れするとか、日本はアジアを統一するために植民地化した(だから許されるとはいえないが)とか。日米しか中国をグローバル社会に溶け込ませて、先進国の仲間入りをさせられないのではないかとか考えてしまいます。

 

台湾は終戦後に蒋介石が共産党に敗れて行き着いた土地です。何を思ったのか、知りたくて読み始めました。読んでみると前までの印象は、中国のために戦って敗れた、中国側唯一の人格者という印象が覆りました。

 

歴史の本は、すぐに役に立つ知識が書いてあるわけではないですが、習慣的に身につけるべきでしょう。歴史は繰り返す。国家は腐敗と革命を繰り返す。歴史を知れば、今を知ることができると思うのです。

 

1854年にペリー来航。つまり東欧諸国と西欧諸国が接触してからまだ200年経っていないのか。これからなのか。

 

台湾は親日で知られてるけど、植民地時代は台湾独立を掲げてたんだ。親日なのは、日本の教育者に敬意を表してるから。中国国民党の政権が腐敗してたのを見て、幻滅したから。あと日本が敗戦した時に台湾にあった日本企業はすべて台湾のものになったから、うまうまでしょうね。

 

戦後の国民党統治では台湾人から不当に搾取していた。国を批判した人、知識人を粛清した。国民党も共産党の文化大革命と同じことしてた。

 

台湾はどの国ともオープンにうまくやるのは中国共産党に飲み込まれたくないから。

 

ホンハイ精密工場みたいな企業が出てきたのは、しっかり国をあげて次世代に投資する勤勉な国民性あってこそだね。思ってたよりもすごい国だったな。

 

1988年の経済好調期に台湾もアメリカに貿易戦争仕掛けられてるんだね。輸入の自由化 、関税引き下げ 、サ ービス産業の開放 知的所有権の保護などの要求を突きつけられたって中国と一緒だ。日本も負け、台湾も負け、今回も中国負けだな。

 

日本からの輸入は機械設備が五三 、工業用原料が三四 ・二 、合わせて約九〇 %を占めており 、いずれも台湾の輸出製品の加工にとり 、不可欠のものである 。およそ台湾の輸出製品の部品や原料の八〇 %までを日本から輸入しており 、台湾の輸出が増大すれば 、対日貿易赤字も増大するため 、輸出に依存する台湾経済は 、まさに日本の 「下請け構造 」になっている 。今の中国に似てるなー

 

中華人民共和国が国連に加盟してからは中華民国は正当政府ではなくなった。ゆえにビザ取得などが厳しくなり、外交の障害になった。

 

国民党は独裁政権を維持したかったため、台湾人を弾圧した。政権を握らせなかった。

 

この本は約30年前に書かれた本ですが、まだ解決していない問題が中華人民共和国との一国二制度の関係です。中国が台湾を飲み込もうとする信念は戦後からずっと続いていて、最近は強まっている。アメリカが台湾を守ったりと、30年前と同じ。歴史はずっと続いているんですね。

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