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毛沢東 日本軍と共謀した男

毛沢東ー日本軍と共謀した男ー(新潮新書)【電子書籍】[ 遠藤誉 ]

価格:886円
(2019/1/15 16:33時点)
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毛沢東 日本軍と共謀した男

遠藤誉

 

著者の遠藤誉さんは満州国生まれで、終戦後、日本帰還まで満州国にいた人物です。人生をかけて、あの時世界、特に日中でなにが起こっていたのかを追い求めているような人です。

 

この本は反日の本質を探る本です。中国を世界に認めさせる為と中国を我が物にしようと、日本に取り入ろうとした毛沢東。

 

世界3大虐殺者の1人。彼がどのような人物でどのように中国共産党が作られたのか。毛沢東時代の共産党は反日感情はなかったようだ。蒋介石率いる国民党軍を日本軍に疲弊させて、弱った国民党軍を叩きたかった毛沢東は日本軍に国民党軍の情報を漏らし、多額の報酬を受け取っていた。一党独裁を作ったのは日本。

 

反日を広めたのは、自分が日本の特務機関に協力していたと、ばれたくなかった江沢民。毛沢東は国内向けには反日も愛国も示していなかった。

 

習仲勛は毛沢東に忠誠を誓っている。習仲勛とは習近平の父だ。私が現代史を面白いと思うのは、全ては昔からつながっていて、歴史を知れば、外国人の反日デモやロシアの北方領土問題などの本質を知ることができるからだ。

 

中国の歴史は今も毛沢東の教えが影響している。中国で生まれ育ち 、革命戦争を経験して 、新中国誕生後は毛沢東思想教育を受けてきた筆者は 、 「毛沢東は神のごとく神聖で偉大であり 、蔣介石は日中戦争において戦わなかった売国奴だ 」ということを体のすみずみに染み渡るほど教え込まれてきた 。まさに洗脳だ 。

 

・3反5反運動→粗鉄で餓死→文化大革命で7000万人虐殺。一人でここまで自国民を殺したものはいない。しかも戦後の平和に暮らしていくことができた人達だ。この事実からも戦時中に自国民を日本軍に売り渡すくらい平気でやっただろう。

 

・毛沢東の帝王学の基礎は、屈辱を決して忘れず、長い間身をひそめ力をつけてから復讐すること。辛抱強く、深く心の奥に刻むこと。

 

・「現実主義」。人生は短いので空想や架空のことには目を向けずに、すぐさま自分の思考を体現していく。

 

・毛沢東死後、経済は発展したが、貧富の差や官の汚職が目立つ。毛沢東は平等社会を目指した、という意見もある。

 

・中国が日本に侵略されて 、東北地帯に傀儡政権の 「満州国 」が誕生しているというのに 、毛沢東はその中華民族の屈辱を重視することなく 、 「紅い党 」の建設を第一に置いたのである 。一方 、蔣介石は中華民族を第一に置き 、 「日本が公然と侵略行為に出たのは痛心のきわみである 」として 「このたびの厳しい国難の中で 、わが国民は挙国一致して真の愛国精神を発揮しなければならない 」と訴えている。

 

・毛沢東はつねに書物や新聞を読み漁っていたが 、その情報量の豊富さは群を抜いていた 。しかも膨大な情報の中から 、 「これは 」と思うものを抜き出す直感が鋭い 。問題意識を持っているからだろう 。裏の情報 、民の情報のキャッチにも長けている 。こういった情報を生き延びるための戦略に使ったのは 、さすがだ 。

 

・ソ連、日本が中国を奪おうとしていた。蒋介石は中国統一させて独立しようとしていた。毛沢東はソ連、日本を利用して独裁者になろうとしていた。

 

・中日の戦いは 、我が党の発展にとって絶好の機会だ 。われわれが決めた政策は 「 7 0 %は我が党の発展のために使い 、 2 0 %は (国民党との )妥協のために使う 。残りの 1 0 %だけを対日作戦のために使う 」ということである 。

 

・岩井英一が貴重な記録を残してくれたことに対しては 、われわれは感謝しなければならない 。しかしそこから見えてきたのは 、 「毛沢東が日本軍と共謀していた事実 」だけでなく 、日本国民の血税が中共を強大化させ 、現在の中華人民共和国を誕生させるために使われていたという 、もう一つの厳然たる事実だった 。

 

 

・新中国が誕生すると 、饒漱石を皮切りに 、潘漢年も揚帆もその他数えきれないほどの協力者も 、日本軍および汪兆銘政権と接触を持った者はすべて一網打尽に逮捕投獄された 。もし毛沢東が 、そして中共中央が 「やましいこと (中華民族に申し訳が立たない売国行為 、少なくとも中華民族を売り渡す行為 ) 」をしてなかったのだとすれば 、なぜ関係者すべてを殺さなければならなかったのか 。

 

・岩井英一の回顧録と王明の手記 、そして蔣介石の回顧録 ― ― 。この三つが 「いかにして毛沢東が日本軍と共謀し 、中華民族を売っていたか 」を証言しているのだ 。この三つともが 、互いに相手が何を書いているかを知る由もなく 、自分自身の手記にそれぞれの思いを独自に書いている 。その内容がすべて一致するというのは 、恐るべきことではないか 。これ以上に厳然たる事実があり得るだろうか ― ― 。

これを事実として認める勇気を中華人民が持ちえないとすれば、それは「歴史を直視する勇気」を持てないと言うことに等しい。日本であれ、中国であれ「真実を直視する勇気」を持たなければならないことに変わりはない。

 

・蒋介石は終戦後、「坑戦勝利にあたり全国軍民および全世界の人々に告げる書」という勝利宣言を中国全土と全世界に向けて放送した。その中で、8年間にわたる中国人か受けた苦痛と犠牲を回顧し、これが世界で最後の戦争であることを願うとともに、日本人に対する一切の報復を禁じた。奥村寧次は演説に深く胸を打たれた。アメリカ大統領のトルーマンが「我々は真珠湾攻撃を忘れない」と言い、ソ連のスターリンが「これで日露戦争の仇が討てた」と言ったのに比べ、なんという東洋的道徳の高さを持っているのかと、蒋介石を尊敬した。

 

 

・蒋介石が日本人捕虜を優先的に帰国させたことが、現中国共産党を誕生させた原因なのを忘れてはならない。

 

・ソ連の対日参戦を交換条件に、ルーズベルトはスターリンに千島列島や樺太などの日本領土を渡すと約束した。(いま現在もなお、北方領土問題として残っている)

 

・「共産党が支配する国家はやがて独裁的になり、いずれは覇権を目指すようになる。共産主義国家は必ず滅びる」ー蒋介石

 

・日中関係の険悪のスパイラルを抜け出すには、「毛沢東が日本軍と共謀していた事実」を公に広めていくしかない。毛沢東の真相を通して、共産党政権がどのように誕生したのかを浸透させる以外に道はない。

毛沢東ー日本軍と共謀した男ー(新潮新書)【電子書籍】[ 遠藤誉 ]

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