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賢明なる投資家

賢明なる投資家 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法 (ウィザードブックシリーズ) [ ベンジャミン・グレアム ]

価格:4,104円
(2019/1/9 23:20時点)
感想(4件)

こんにちは

賢明なる投資家をご紹介します。

 

こちらはウォーレン・バフェットの師匠のベン・グレアムが書いた本です。

彼らはファンダメンタルズ分析を推奨し長期投資家として成功した人たちです。

ファンダメンタル分析とは会社の実力のことで、稼ぐ力、持ってる資産の量などを総合的に判断して、今の株価が割安かどうか判断することです。

投資の勉強の一冊として大変役に立ちました。

自分がファンダメンタルズ投資をしないとしても、市場にはそのような投資家がいてどんな売買をするかを知る必要があるからです。

 

こちらが僕が本で得た内容をもとに作った株の選別条件です。

1、財務状態

2、収益の安定化

3、配当の実績

4、収益成長

5、株価→資産の120%以下の時価総額→自己資本比率45%以

6、格付けが高い(東証1部)

7、営業利益/売上(利益率)

このようなことを参考に会社四季報から株を選ばれてみてはいかがでしょうか?

 

 

投資の心得4つ

一 .投資とは 、詳細な分析に基づいて行うものであり 、元本を保全して 、適切なリタ ーンを上げることと定義する 。この条件を満たさないものを投機と呼ぶ 。

 

二 .将来のことは分からないのだから 、投資家は手元資金をすベてひとつのバスケットに入れてはならない 。その安全で堅実な範囲を超えて冒険に挑んだ人々は 、精神的に大きな困難を背負うことになる 。債券と株の比率を25~75%の間で保有。安いを買い、高いを売る。

 

三 .投資家と投機家の相違は 、その人が相場変動に対して 、どのような態度で臨むかという点である 。投機家の関心事は 、株価の変動を予測して利益を得ることであり 、投資家の関心事は 、適切な証券を適切な価格で取得し保有することである 。

 

四 .安全域の原則を確固として守ることによって 、十分なリタ ーンを得ることが可能である 。安全域の原則は 、割安銘柄に適応することでさらに明白なものとなる 。割安銘柄は 、株価がその株式の本質的価値よりも安い状態にあるわけであり 、その差が安全域である 。

 

・生涯を通じて投資で成功するためには 、知能指数がずば抜けて高い必要もなければ 、人並み外れた洞察力を持つことも 、内部情報に通じている必要もありません 。必要なのは 、意思決定のための適切かつ知的なフレ ームワ ークと 、それを働かせないような力から感情を一定に保つことができる能力です 。本書は適切なフレ ームワ ークを 、分かりやすい形で正確に示してくれます 。感情は規律でコントロ ールする必要があります 。ーウォーレン・バフェット

 

・その後 、航空業界に潜んでいた落とし穴は 、とりわけ危険なものであったことが明らかとなった 。当然ながら 、当時 、その後数年で空の交通量が飛躍的に拡大することを予測するのは容易なことであった 。そうした理由から 、投資信託会社は好んで航空業界株を買ったのである 。だが 、コンピュ ータ ー業界以上のスピ ードで収益が拡大したにもかかわらず 、技術的問題と業界の拡張があまりに大きすぎたために 、航空業界の収益は不安定で悲惨なものとなっていた 。一九七〇年には輸送量が新記録を達成したにもかかわらず 、二億ドルの赤字を計上した (一九四五年と一九六一年にも航空企業は損失を出している ) 。これら企業の株価は一九六九年から七〇年にかけて 、他業種全般と比較して再び大幅に下落した 。この結果からいえることは 、高給で雇われたミュ ーチュアルファンドの専門家たちでさえ 、規模が大きく分かりやすい産業の比較的短期の先行きに関して 、完全に見誤っていたということである 。

 

ファンダメンタルズ投資家の人口が増えれば、自分の取り分が減るのになぜ公開するのかですか?ファンダメンタル投資を推奨してから35年経ちました。一度も流行りを見せたことがありません。人間には単純なことを、小難しくするというのを好む、つむじ曲がりの性質があるようです。

 

 

・それでは本書の目的は何なのか ?その主たる目的は 、読者が大きな過ちを犯すことのないよう導き 、不安なしにいられる投資方針を作り上げることにある 。投資家の心理学についてはかなり多くのことを取り上げるつもりだ 。なぜなら 、投資家にとって最大の問題 ― ―そして最大の敵 ― ―は大抵 、自分自身だからである

 

・投資とは 、詳細な分析に基づいたものであり 、元本の安全性を守りつつ 、かつ適正な収益を得るような行動を指す 。そしてこの条件を満たさない売買を 、投機的行動であるという 。

 

・もしあなたが投機で運試しをしたいなら 、このための資本 ― ―少ないに越したことはない ― ―は他の資本とは別に分けておくことである 。市場が上がり 、利益が転がり込んできたからといって 、さらに資金追加をすることは禁物である (この時こそ潮時である ) 。間違っても投資資金と投機資金を同じ口座で運用してはならないし 、頭のなかで混同してもいけない 。

 

・投資家の期待できる収益率は 、その人がどれだけのリスクを取る覚悟があるかにおおよそ比例するというものだという認識が一般に広まっているが 、われわれの認識は違う 。期待できる収益率は 、むしろ 、投資家が自発的に投資のためにどれだけの知的努力を注げるかにかかっているはずだ 。元本の安全を第一に考え 、煩わしい努力を嫌う受動的な投資家は 、最低限の利益しか得られない 。最大限の利益を得られる可能性があるのは 、最大限の知性と技術を駆使する用心深い積極的な投資家なのである 。

 

若き資本家が財務の勉強を始め 、早いうちに実際経験を積むことは大きな強みとなる 。彼らが積極的投資家を目指せば 、必ず何度かは判断ミスを犯して多少の損を出すことになろうが 、若者は失望を乗り越え 、それを糧にすることができるものだ 。証券投資の初心者にわれわれが強くアドバイスすることは 、市場に勝ちたいという一心で時間とカネを浪費するなということだ 。証券の価値を研究し 、まずは株価とその価値について 、自分の判断の正しさを 、最小限の金額を投じて証明してみるのがよいであろう 。

 

・安全性を確保するのが一番重要だ。俺の安全性は、株をなるべく安く購入すること。

希望株価よりも上昇してそのまま下がらなそうだったら、追いかけるのではなく、そのまま見送ろう。高値でつかむことは危険だ。

 

・長期的に平均以上の利益を上げるには

1、客観的かつ整合性のある観点から見て、根本的に堅実であること。

2、大多数の投資家や投機家とはやり方が異なっていること。

この基準を満たす3つの方法は

・比較的人気のない大企業→売買の参加人口が多い。無関心が妨げられる。

・割安証券の購入→最も見分けやすい割安株は優先負債を引いた後の純資産以下の価格で売られている株。この株は建物や機械などの固定資産やのれん代などの無形資産に対して一銭も支払わなくて良い。

 

・積極的投資と防衛的投資の中間はない。積極的投資家には投資の知識、経験、心構えが必要で、大半の人は防衛的投資家である。

 

・中小企業の株は実力より低く評価されやすい。なので、より割安で入手しないと割に合わないことがある。しかし、そのような株は10倍株になる可能性がある。

 

・投機行為をするなと言うのは簡単なことだが、難しいのは読者がその忠告を守ることである。投機をするのであれば、この投資を投機だと認識し、投資の口座とは別で運用することである。

 

・プライシング手法とは、本来の価値以下の時に買い、実質価格以上の時に売る手法である。高すぎる価格で株を買わないように気をつけるだけで良い。

 

・防衛的投資家=長期投資。積極的投資家=短期投資。短期投資は投機行為と同じである。

 

・長期的に割安株を探し、長期的に保有する。最安値にこだわることは、リスク回避にもなるし、儲けの幅も大きくなる。長いスパンで見て、安値で買いそびれても、上昇してしまった株を追いかけて買わない。将来はどうなるのかは誰にもわからない。これ以上下がらないと思われるところで購入しよう。すると、リスクは減るし、株を多く購入できるので、高いリターンも期待できる。売り時よりも買い時が株投資には最も重要である。

 

・強気相場のほとんどが、いくつかの共通点がある。

1、歴史的に高い株価水準

2、高いPER

3、債券に比べて、低い配当利回り

4、信用取引による投機の増加(空売り?先物取引?)

5、低品質公開株数の増加

 

・株式市場において、カネを設ける手法として、原理が簡単で多くの人がまねるものは衰退する。「卓越したものというのはすべて、希少であると同時に困難である」-スピノザ

 

・株式投資をするものは、長年の間に手持ちの株が変動することを覚悟しなければならない。

 

・相場が大きく上昇した時は、人は軽率な行動を取る原因になる。そろそろ売ってしまおうか?安い時にもっと買っておくべきだったのか?と自分を責めるものもいるかもしれない。最悪なパターンは上昇相場の群衆の熱気とうぬぼれと貧欲さに感化され、危険な取引をしてしまうことである。投資家の株と債券のポートフォリオを機械的に決めてしまうのは、人間の本質的な問題点を考慮してのことである。最大の利点は、どんな相場でも冷静に自分の「すべきこと」を示すことだ。投資家はその時々で株を売却し、債券を購入する。債券が下がったら、逆のことをする。本当の投資家は群衆とは逆のことをすることに喜びを感じるものだ

 

一株辺りの有形資産に裏付けられた株式ポートフォリオを有する投資家は、有形資産の何倍もの株価で購入した投資家に比べて相場の変動に強い。

 

・A&P社は現金で8500万ドル、流動資金で1億3400万ドルを保有していたにもかかわらず、時価総額1億2400万ドルで売買されていたのだ。理由は3つある。

1、小売業に新たな課税されるというウソのうわさ

2、昨年の利益が一昨年の利益より下がった。

3、相場が下がっていた。

これにより、ファンダメンタルズ的に超割安価格で売買されていたのである。

 

・ある個人企業に1000ドル投資していると仮定しよう。共同出資者のミスターマーケットは時には気まぐれで、時には共感する意見を述べ、時には理性を失い信じられないような価格で売買する。もしあなたが思慮深い投資家だとして、投資の判断をミスターマーケットにゆだねるだろうか?高値で売買する時は売り、安値をつけている時には買うことができる。それ以外は事業内容や財務状況に応じて、価値評価をするだろう。

 

・堅実なポートフォリオを持つ投資家は、市場の変動は身近なものであることを認識すべきである。下落に肩を落としたり、上昇に喜んではならない。一時的な変動は活用しても無視してもいいのである。

株価が上がったから買い、下がったから売るというのは絶対にしてはならない。

 

・ウォール街では、過去に起こったことがそのまま繰り返されることは一度もない。このような格言がある。「激しく変化するものほど、実は何も変わっていないのである。」

→おそらく、ミスターマーケットの影響が大きくても、ファンダメンタルズは変わってないということ

 

・残念ながら、個別銘柄予想に関して確実すべての銘柄を当てるのは難しいようだ。なので、どのアナリストも分散投資をせざるおえない。絶対確実などという保証はどこにもない。

 

・決算書を見るときには営業利益に注目する必要がある。純利益ではない理由は、それには株の売買、子会社の売買なども計上してる可能性もある。または好決算時であれば先の損失分を計上(先行投資コスト)し不景気に備えるといったこともある。要は毎年の収支を安定させるために高収益分を低収益時にシフトさせる。つまり今期の業績とは関係ない数字が計上されている場合がある。

 

・適切な株式投資の7ポイント

1、適切な規模

2、財務状態が十分に良い

3、最低過去20年間、継続的に配当がある

4、過去10年間赤字決算がない

5、一株あたりの利益が、10年間で最低1/3以上伸びている

6、株価が純資産価値の1、5倍以下

7、株価が過去3年の平均収益の15倍以下

 

・PER15倍以下、PBR1.5倍以下の株が望ましい。どちらかが高くても、PER×PBRが22.5倍以下ならOK。例 PER9倍、PBR2.5倍はOK。

 

・除外の4条件

1、規模が小さい

2、財務体質が弱い

3、10年間に赤字がある

4、配当が途切れた記録がある

 

・正味流動資産>時価総額の株を買えれば、満足のいく投資結果につながるだろう。

 

・大きなリスクなく、割安銘柄で利益を得ることはできるだろうか?できますとも。ただし、十分な銘柄数を見つけて投資を分散することができ、なおかつすぐに値が上がらなくても我慢できる忍耐力があれば、という条件がつく。

 

・ウォール街の格言

「私の言う通りにしろ。しかし私のする通りにしてはいけない」みな、ついこれから成長しそうな株に投資してみたくなってしまうのだ。

 

・投機的な投資家を救うのは難しい。彼らは数字で言えば3までしか数えられないほどである。彼らは何かしらの「動き」があると思われる銘柄ならば、値段を見ずに買うからだ。「フランチャイズ」、電気、科学、コンピュータなどなんであれ、流行りならばすぐその気になってしまう。分別あるわれらが読者は、もちろんそんな愚かなまねはしないだろう。

 

・株主総会に出席して、業績不振の続く経営層に喝を入れても、良くなることはほとんどないだろう。

 

株を購入するタイミングを研究している人が多数存在しているのは異常な光景です。タイミングなどは何月であろうが、何曜日であろうが、選挙の年であろうが関係ないのです。タイミングは割安な時なのです。

 

・「ある普通株が優れた投資対象だとすれば、それは優れた投機対象にもなる」

 

・車の操作をしてみたいという子供に、運転の達人の親がこうアドバイスしました。「道の中央を進みなさい」→一番安全なところを進みなさい。

 

・ハイテク株ブーム時にS&P500にあるハイテク株46社の内、一株あたり1ドル以上の収益を上げているのは6社で、配当を払っているのは5社である。

 

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