島さんの書評ブログ

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ほぼ全てのことは過去に何回も起こっている。-冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く

冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート

市場の英知で時代を読み解く

 

ジム・ロジャーズの自叙伝。ロジャーズが世界一周して自分の目で見て経験から得た世界感は勉強になりました。

「アメリカでインドに投資しているファンドマネージャーは一度もインドに行ったことがないのに、なぜ、何が起こっているかわかるのか?」にはロジャーズの見解の深さが伝わってきます。

 

歴史を知れば、ほぼ全ての出来事が過去に何回も起こっていて例えば

①量的緩和策で事態が好転したことは一度もない。インフレが自国を苦しめる。

②保護主義で(日本の鎖国も)衰退しなかった国はない。逆にオープンにした国が

次の主導権を握ってきた。過去のアメリカのように。

③国の覇権はおおよそ1世紀で入れ替わる。19世紀は英国、20世紀はアメリカ

そして次は中国だろう

この人が2013年に予言した未来が今とそう違わないことには驚きました。この人は未来の予言者だ。サブプライムローンも予期していたし貿易戦争も予想していた。最新の言動にも注目したい。

 

国も健全な経営が肝。日本はバブル崩壊後、ほぼ破綻してる企業を守った結果、20年以上景気が低迷したままだ。スウェーデンは守らなかったが、2、3年の低迷からのし上がり世界有数な健全経営の国になった。日本は借金を減らす努力しなければ。

→日本は経済大国であるが、借金大国であるし、少子高齢化、高い自殺率、外国語力の低さなど、国としては成功しているのだろうか?と考えさせられる。

 

世界の覇権はEU→アメリカ→そしてアジアと変化する。次の世界の中心はアジア。娘の為にシンガポールに移住した。アメリカが中国を警戒するのは、中国が強い証拠.。

アメリカがすべてにおいて一番進んでて、ナンバーワンで正しいと思ってたのに、見方変わりますよ。

 

本文抜粋

・歴史において言えるのは「変化以外に持続するものはないということ

 

・注意を怠らない者にチャンスが転がり込むのが歴史の常だ 。だから私はこの先に起こるいろんなことを楽観視している 。1 9世紀の初めなら賢い人間はロンドンへ行っただろう 。2 0世紀の初めならニュ ーヨ ークに移り住んだはずだ 。そして 2 1世紀が始まったばかりのこの時期 、賢い人はアジアに向かう 。今から 1 0 0年後 、変化の周期が訪れたときにはまたどこか別の場所に行くことになるかもしれない 。

 

・さて 、ある試験の前にクラスメ ートの 1人がこんなことを言った 。「この科目のために僕は5時間勉強するんだ 。この試験は5時間分の勉強に相当するからね 」。私は彼の理屈に違和感をおぼえた 。勉強するときはその科目を十分理解できるようになるまで極力勉強し、理解できたらそこで終わらず念のためにあと少し勉強するというのが私のアプロ ーチだったからだ 。頭が切れるのに成功しない人、才能があるのに開花しない人をよく見かけるではないか。要するに粘り強いか否か問題なのである

 

・「イングランドしか知らない者にイングランドの何がわかるのか ? 」とラドヤ ード ・キプリングは 『イギリス国旗 』に書いている 。

 

・現在アメリカでは年20万人のMBA学位取得者がいるが1958年には5000人だった。今は農学より広報を 、鉱山学より体育を学ぶ人の方が多い 。しかし 、金融よりも農業の方がはるかに働きがいのあるセクタ ーになる日がいずれ訪れる 。株式ブロ ーカ ーがタクシ ー運転手に転職する日も近い 。いや 、頭の切れる者なら農家でトラクタ ーを運転するだろう 。そして農家の人間はランボルギ ーニを運転するのだ 。

 

・2 0 1 0年 、ベリオ ールの講演を聞きに来た学生たちはそれでも金融の仕事をしたいと思っていた 。そこで私は彼らに投資家としてやっていくうえで哲学や歴史の勉強が必要不可欠であったことを説明した 。「自分をもっと知らなくてはいけない 」 。私は彼らに語りかけた 。「人生で何事かを成し遂げたいと思うならね 。真実を理解したいなら 、もっともっと深いレベルで考えなくてはだめだ 」 。哲学を学んだおかげで私はそういうスキルを身につけることができた 。哲学の勉強は自分の頭で考える訓練になった 。既存の枠から飛び出して考える能力が身についた。哲学はいろいろな物事、あらゆる概念、あらゆる事実を自分で調べろと教えてくれた。あらゆる可能性を考えろ。目に見えないものを見よ、と教えてくれたのである。従来の考え方にとらわれている人が今非常に多い。賢い考え方ととらわれているものや多数意見を取り入れることの方が安全かつ楽だからである。個人の知的プロセスは国、地域、宗教などの概念に縛られたままだ。他人と違った考え方をするのは難しい。私は哲学から考えることを学び、考えていくうちに疑うことを学ぶのである。

 

・私はあらゆる人たちにこうアドバイスしたい 。給料がいくらかと問う前に、それが本当に間違いのない仕事なのか、そこが本当に自分のいるべき場所なのかを考えろ 、と 。正しい場所で正しい仕事をしていれば 、お金はあとからついてくる 。

お金の方で必ずあなたを見つけ出してくれるはずだ 。お金は一番最後に考えるべきことなのである 。

 

・一日何かに投資していても 、基本をしっかり押さえていないと結果は出せない 。基本を正しく理解しておけば良い結果をどんどん出し続けることができる 。運が良かったって言うけれど 、運に恵まれたいなら勉強するんだな 。ルイ・パスツールだって幸運に恵まれるのは準備万端整えている人だけ」って言ってるからね。

 

・空売りは市場になくてはならないものだ。市場に安定と流動性をもたらすからだ。

→バフェットは空売りは市場に暴落をもたらすから、禁止にすべきだと言っている。2人とも優れた投資家であるが、答えは人それぞれということか。

 

・ウォ ール街で思いつくまま無計画に取引する人間に空売りはできない 。もう少し知識がいるし、もっと真剣に下調べをしておかねばならない 。十分な知識を持つ者だけが空売りに参入できるのである 。

 

・ジム・ロジャーズでも失敗して無一文になった。

今資産を築いている人は必ず過去に資産を失っていると会社四季報にも買いてあったな。

 

・コロンビア大学で短期間教えていたとき私はこの失敗から学んだ教訓を学生に話したものだ 。失敗を恐れるな 、と私は彼らに言った 。人生でミスを犯すことを恐れちゃいけない 。お金を失くしてもいい 。少なくとも 1回、なるべくなら 2回、破産するといいんだよ 。だが 、破産するなら早いうちがいい 。全財産が 2 0 0 0万ドルのときより 2万ドルのときの方がいいだろう 。だから若いうちに失敗をしておくんだ 。それで世界が終わるわけじゃないんだし 。

 

・すべてを失う経験は有益だ。自分がどれほど無知だったかを思い知らされるからだ。

1度か 2度失敗しても立ち直ることができれば長い目で見たときにはより大きな成功を収められるだろう 。

→ソクラテスも「自分が何も知らないことを知っているということは自分が何も知らないのに、「自分は何でも知っている」という人よりも有能である。」みたいなこと言ってたよ。ロジャーズは賢者だったのか。←尊敬

 

・何に投資すればいいかという質問を絶えず受けているがこちらの答えはいつも同じである 。私の言うことなんか聞くな 。誰の言うことも信じてはいけない 。あなた自身がよく知っているものだけに投資するのが成功への道なのである 。車 、ファッション 、何でもいいがこれだけはよく知っている 、というものが誰にだってあるはずだ 。自分が何に詳しいのかわからない 、という人は自分の日常を思い出してみよう 。医者の待合室に入って行ったとき手に取る雑誌は ?テレビをつけたらどんな番組を観るか ?自分が本当に関心を持っているもの本当に詳しいものがたぶんわかるはずである 。

→これはバフェットもピーターリンチも言ってた。

 

・何もしない場合が一番賢明という場面も時にはあるのだ。類い稀ない成功を収めた投資家たちは、大概の時間を何もせずに過ごしているのだ。自分は生涯に 2 5回しか投資できない真の投資家であるという人は極力慎重にいくべきである 。投資家はそうやって財を成しているのだ 。

 

・現代はあらゆることが瞬時にわかる時代だ。差をつけるのは判断力の差だ。

 

リッチになりたいなら正しい投資先をほんの少し見つけて投資することだ。

 

・株価が上がったら売るんだ。ロイは株を1日か一週間で売り長期保有しても1~2ヶ月以内に売った。自分なりのやり方を見つけないといけない。

 

・ジム・ロジャーズは自分に対する信用、ジョージ・ソロスは利益が一番重要だと考えている。

 

保護主義国家インドは国境と文化をオープンにした中国ほど発展はしなかった。グローバルに対応しなければ発展はない。

→日本も移民を受け入れるべきかな?問題が発生したらその都度ルールを作ればいいんだし。

 

・「破産なき資本主義は、地獄なきキリスト教のようなもの」

→趣旨が根底から覆っているということ。

 

・いつの時代も繁栄を築いたときは、世界に扉を開いていた。

 

・勇気を持ち、突き動かされるように行動し、乗り越えて達成する知性を持ち合わせた人を採用したい。

 

・高齢者はお金を使うのであって生む人ではない。何かを生み出しているのは働いている若者だ。

 

・貨幣の質を落とすことと輪転機を回すこと。テクノロジーが変わっても、やってることは同じだ。政府の資金不足が続く限り、官僚や政治家はどうやってお金を作るか考えるのである

 

需要と供給法則に逆らうことはできない食べ物の需要があがるのを予測して先に仕入れようとする投資家を法律で抑え込むことはできない。そうすれば価格が高騰するだけだ。

→需要は満たすしか、収まる方法がない。関税なんて、どこかに歪みを生むだけだ。

 

・中国は独裁国家だというが、国家主席になるには厳しいプロセスを30~40年歩まなければならず、ライバルもとても多い。アメリカより優れたシステムなのだ。

 

・中国は腐敗共産党員を2003~2008年の間に88万人投獄している。西洋では権力者が罰されることはまれ

 

 まだまだいいこと書いてあるんで、ぜひ読んでみてください!!

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